| Experimental Rational-Drug Design Section |
私たちは、災害科学国際研究所・医学系研究科・理学研究科・東北メディカルメガバンク機構に所属し、ウイルス、細胞、細菌に対する創薬技術を研究・開発しています。
日本たばこ産業株式会社と共同でStribildの主成分のひとつであるHIVインテグレースを阻害するelvitegravirを開発しました。Stribildは1日1錠1回服用でこれまで複数錠を1日2回もしくは3回服用しなければならなかったHIV感染症の治療を大きく改善させました。インテグレース阻害剤が治療の主たるプレイヤーとなり、この後出てくる薬のほとんどが1日1回1錠となるゲームチェンジャーとなりました。このelvitegravirは平成28年7月8日からGenvoya配合剤としても臨床応用されました。

HIV逆転写酵素のtranslocation阻害という新たな阻害機序を有する4'-ethynyl-2-fluoro-2'-deoxyadenosine(EFdA/MK-8591:Islatravir)をヤマサ醤油株式会社と共同開発、そして米国メルク社から2026年2月28日に日本でドラビリンとの併用薬として認可されました。同薬剤はU.S. Food and Drug Administration(FDA)からも4月に承認されました。この薬剤はこれまでの薬剤耐性ウイルスにも効果を示すだけでなく、他のいろいろな薬剤との併用可能な画期的な逆転写酵素阻害剤です。新たなゲームチェンジャーになることが想定されています。

HIVに加えて慢性活動性EBV感染症(CAEBV)に効果を示す核酸誘導体S-FMAUを見出し、現在、聖マリアンナ医科大学、東京科学大学と共同研究で臨床応用を目指しています。S-FMAUは平成26年度と平成28年度の橋渡し研究、平成29年度から革新的がん研究として採択され、アカデミア主導で前臨床試験が終了し、医師主導治験を予定しています。
新型コロナウイルス、サイトメガロウイルスを含むヘルペスウイルス、RSウイルス、麻疹ウイルス、インフルエンザウイルス、多剤耐性菌なども手がけています。特に新型コロナウイルスではBSL3/P3施設を有しており、感染性ウイルスを扱うことが可能です。また遺伝子組み換えでは大臣確認を取っており、幅広い研究を可能としています。
共同研究・共同開発に限らず、化合物の生物活性測定のみの依頼やアッセイ系のアウトソーシングも受け付けています。お気軽にお問い合わせください。
私たちは「科学立国に貢献することを目的とし、創薬から産学官を
活性化させるとともに次世代に向けた有能な研究者の輩出を目標」
としています。 治療薬を必要としているかただけでなく、我々研究者や学生も含め
てひろく「安心」を提供することを理念としています。 私たちの理念に「共感」していただけるかたの参加をお待ちしてい
ます。 |
2026. 7.24: うさぎ小屋更新
2026. 7. 7: ウイルス関連論文2報を追加(9と10)
2026. 6.17: 内閣府 総合知活用事例で紹介(業績でも紹介)
2026. 6. 1: ケミカルバイオロジー学会参加
2026. 5.29: 論文2報を追加(7と8)
2026. 5. 1: 論文4報を追加
2026. 4. 1: 修士学生1名と卒業研究生2名が加わりました
2026. 3.28: 第146回日本薬学会シンポジウムで発表(最新情報にも掲載)
2026. 3.21: 第1回国際CAEBVシンポジウムで発表(最新情報にも掲載)
2026. 3.25: 学位授与式が行われました(当分野から博士課程修了者2名)
2026. 3.17: 論文2報を追加
2026. 2.28: 開発していたIslatravirがドラビリンとの併用剤として日本で認可
2026. 1.28: 日本疫学会(長崎)に参加