扉 |
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2023年1月1日 |
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ほとんどの扉にはカギがかかっているのでちょっと探したくらいでは開く扉は見つけられません。ただ、あきらめて行動しなければなにも起こらず、行動のみが、チャンスを掴むポイントです。 自動ドアのこともあるでしょう。努力も行動もしないで開く扉は地獄の入口かもしれません。地獄で気が付きましたが、地獄は想定外のことは決して起こらず、針の山はどこまで行っても針の山です。その点、なんでもありうる「この世」は一寸先も予想できず、よほど地獄的かもしれません。話を戻しますが、自動ドアを開けるためにも扉の前に立つという行動が先行します。迷っていないで小さなことから始めましょう。 |
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Go NEXT! |
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2022年11月27日 |
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アンケートによると市民の半数は普段の生活を取り戻しつつあります。事実、通勤・通学などマスクはする以外は以前と同様です。政府方針も第6-7波と大きな波が来ても変わらず、GoToに相当する割引も感染拡大があっても継続ですし、5類への引き下げ検討への市民の反応も冷ややかです。 コロナ禍ではグローバル現代社会の脆弱性や不安定さ、問題点が明確になってきました。これらすべての問題はコロナ禍で新たに出現してきたものではなく、以前からあったものです。医療面では、電子カルテ、救急医療、受け入れ困難、人手や医療資源・医薬品の不足、すべて以前から問題視されてきましたが、解決されずに今日まで来ています。個人で、地域で、または国家レベルでと改善の規模は違いますが、これらの問題にそろそろ正面から向き合う時期ではないないでしょうか。 我々はコロナ禍でつまずきましたが、転んで痛い目を見ただけでは踏んだり蹴ったりです。立ち上がる時には何かしら掴んで立ち上がってはどうでしょう。ゴミでもいいんです、サッカーの世界では日本のサポーターは、ゴミまで持ち帰る「神」と言われているそうです。コロナ禍は我々に逃げられない現実を見せつけています。災害からの復興では「Build back better(以前よりもよりよくなった復興)」という言葉があります。過去にとらわれず、新しい未来に目を向けて行動してみませんか。 |
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医学と医療 |
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2022年10月30日 |
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医学は科学であり、博愛や感情の入り込む隙は一切ない、とも言えます。感情を研究対象とする精神科や緩和医療科などは境界なので除くと、多くの医学では患者にとって「良かろう」と勝手に定義したゴールに向かってまっしぐら!ということになります。確かにがん患者にとって5年生存率は重要な指標です。でも平均5年生存率が60%と70%、明確に有意差出そうですが、抗がん剤には副作用もあり、その人の人生にとってどちらがいいのかはわかりません。さらにその患者を看取った家族、関係者にとって何が良かったのでしょう。 EBMは参考になりますが、それが必ずしも全員に当てはまるわけではありません。なにをゴールにしたかでEBMも全く出口が変わります。確率論と個別化は一部相反する概念です。医学だけでなく医療でもまだまだ解決しなけれなならない問題点が多く残されたままです。 |
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2021年から2022年へ |
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2021年12月31日 |
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みなさまにとって2021年はどうでしたでしょうか。コロナ禍であっても意外といいこともありませんでしたか?出張・会食が減った分、これまでできなかったことへ時間が取れるようになりました。マスクをしているので、毎日ひげを剃らなくてもいいことにも気がつきました(笑)。見渡してみるといいこと、よくなったこともたくさんあると思います。2022年は、悪いこと、できないことではなく、よくなったこと、今できることにフォーカスしてみてはいかがでしょうか。 2020年から災害研の有志で勉強会をしています。伊藤先生、三木先生、中鉢先生、川内先生と感染症の歴史を学んでいます。これがとても興味深いのです!面白いことに急性ウイルス感染症が猛威を振るうのはせいぜい3年なんです。2022年はそんな年になってほしいところです。よい年をお迎えください。 |
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ケネディとコロナ |
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2021年4月16日 |
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ケネディ大統領の言葉です。My fellow Americans: Ask not whatyour country can do for you; ask what you can do for yourcountry(アメリカ国民へ:国家があなたのために何をしてくれるかを問うのではなくあなたが国家にどんな貢献ができるかを考えよう)、つまりコロナ禍において、国民一人ひとりができることは、自らが感染しない、感染しても感染を広げないようにすることです。 以下のように続きます。My fellow citizens of the world: ask not what America will do for you, butwhat together we can do for the freedom of man(世界中のみなさん:アメリカがみなさんのために何をしてくれるかを問うのではなく、我々がともに人類の自由のために何ができるかを考えよう)。今だからこそ、じっくり考えてみませんか。 |
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感染症のABC |
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2020年7月24日 |
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感染予防の基本はハイリスク行為としての4密(発声を伴う3密とひとに言えないような秘密の行動)を避けつつ、手洗いとマスクです。仙台放送「DRサーチみやぎ」でも放映しているように「当たり前のことを馬鹿にしないでちゃんとやる」略して感染予防のABCです(フルバージョン:https://miyagi.doctor-search.tv/voicedetail/MIYAGI-DVOICE-5000011)。日本語をそのまま略しただけです。東北大学のHPや大学病院・東北メディカルメガバンク機構のHPでも紹介されています。 |
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Give & Take |
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2019年9月21日 |
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「三方良し」も発展して「八方良し」なる言葉まで出てきました。なにかをすれば、いろいろな影響がでてきます。新薬を開発することは、患者にとっていいことですし、直せなくてつらい思いをしている医療従事者も助かります。純国産であれば、特許料も海外から流入してきます。製薬会社も儲かり、従業員も潤います。つまり法人税や所得税も多く取れるので国家も潤います。中国の陳延之の著書『小品方』にある「小医は病を医す 中医は人を医す 大医は国を医す」のような開発研究をしたいと思います。 |
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選択肢 |
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2019年8月15日 |
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この程度だと「どっちだっていいじゃん」って声が聞こえてきそうです。すぐ決められないということは「大きな差がないか」「どちらもいまいちなのか」、別な視点では「今をとるのか、将来をとるのか」「見栄を張るのか、実を取るのか」。 答えがない場合、選択してみなければわかりません。つまり考えるだけ時間の無駄です。とはいっても偶然に身を任せるのは、高等動物らしくありません。では、どうしましょう。 ウサギは口でくわえるしかなく、一択です。ウサギの学校では「二者択一のジレンマに陥ったら、どちらも廃棄し、第三の選択肢を創造せよ」と教わります。「万策尽きた」といいますが、1万通りの選択肢を検討したのでしょうか。実は片手で済むくらいではないでしょうか。あきらめずに素晴らしい解決方法を考え出し、第三の道を歩みませんか。 |
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陽子・中性子・電子は理不尽と呼ばれる微小粒子からなる |
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2019年2月8日 |
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うさぎの学校では、さらにこの陽子などが、理不尽と呼ばれる微小粒子からなると教わります。つまり「理不尽」は、概念ではなく、れっきとした「質量」を持った物質と定義されています。天動説・地動説ですら自ら確かめもせずに信じている我々にこの説を疑う権利はないともたしなめられます。 皆さんも理不尽なことがない日はないでしょう。それでも淡々と業務をこなしましょう。理不尽と嘆くことは現実逃避です。ひとや組織のせいにして自分の業務を投げ出すことは楽ですよね。研究なんて理不尽の塊です。でもブランド力(下のコラム参照)も磨かれますし、どんな理不尽にも質量、いえ「意味」があります。きっと後で役に立ってくれるでしょう。ところで理不尽の先にはまた新たな理不尽が待っています。だって世の中の物質はすべて理不尽からできているのですから。 |
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あなたのブランド力は? |
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2017年12月29日 |
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出張先の近くに有名なうどん屋さんがありました。すべて立ち席でバッグも背負えない狭さです。あまりの狭さで具材は2階から持ってくるのですが、その都度臨時のはしごを組み立ててます。外に冷蔵庫やストッカーが置かれ、衛生的に疑問ですが、沢山のひとが訪れています。現在は外国人が調理場に立っていますが、ひっきりなしの客に一心不乱にうどんを茹で、具の天ぷらを揚げていました。開店したら、おそらく閉店までほとんど立ちっぱなしでしょう。最近めっきり見かけない職人気質に感動しました。 今年1年、自分というブランドを磨いたでしょうか。ブランドバッグでは高価だから買うおかしなひともいますが、大抵は高くても「そのバッグが欲しい!」と第三者が購入しています。つまりブランド力は「他人」が決めます。研究費がとれたり、共同研究を申し込まれるのも、実は「他人」の評価です。医療従事者ならもう一度このひとに診てもらいたい!って思われているでしょうか。 このうどん屋さんもずっとおいしいうどんを茹で続けて今のブランドを築いたのでしょう。目先のつまらないことでいらいらしたり、条件が悪い、評価されていないなどと愚痴を言う暇があったら、黙々と目的に向かっておのおのの目標を達成することに集中しませんか。それがあなたのブランド力につながります。 |
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目的は東京での研究班参加、目標は仙台駅 |
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2016年12月29日 |
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今年も、新年を迎える時期になりました。みなさんは如何でしたでしょうか?私は兼務が増えて、これまでの仕事のやり方が通用しなくなりました。新たな仕事術を身につける必要に迫られています。忙しいと目の前の仕事に忙殺されますが、本当にそれが必要か、見極めが必要です。 さて、今回は「目的と目標を明確に分ける」です。目的と目標は似ていますが、全く違う概念です。目的は果たすべきですが、目標は必ずしもそうではありません。例えば、研究班の会議(東京)に出るために新幹線に乗ることを考えます。私なら仙台駅を目標にしますが、住んでいるところによっては古川駅でも、白石駅でも構いません。つまり、仙台駅という目標は必要条件ではないことになります。そもそも最近使われ始めたテレビ会議でも十分かもしれません。この場合はテレビ会議ができる環境を整えることが目標になります。目標は、時、場所、状況、ひとによってもいろいろです。 目標にとらわれすぎて、無駄働きにならないように気を付けましょう。一方で目標も立てずに行動することは足元をすくわれる可能性が大です。研究も同じです。成果(目的)とそれを支える手法や材料(目標)を分けて、今のやり方でいいのか考えるといいと思います。 |
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5% |
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2016年7月16日 |
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冗談はさておき、種明かしをすると5%を他人でも自分でもいいので投資するんです。医療職なら、週40時間のうち2時間(5%)を新しく入院した疾患の勉強に当ててみる。実務でもOKです。例えば転院先がうまく見つからない場合、病棟カンファランスで1時間、ケアマネージャーと1時間相談してみると、何らかの解決策にたどり着きませんか。病棟や外来のスタッフが働きやすい環境をそれぞれ1時間くらい考える。仕事がスムーズにいけばミスが減るし、仕事でのストレスもなくなるでしょう。もちろん自分にも2時間を投資したり、給与の5%を英会話に使ってみたり・・・。 ただ5%を超えると継続は大変です。何事もやり数ぎは3日坊主の始まりです。効果が出るにはしばらくかかりますが、必ず配当はあるはずです(笑)。たかが5%、されど5%です。 |
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あなたはどんな仕事をしていますか? |
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2016年2月12日 |
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我々医療者や研究者は往々にして専門バカになって最高の石切り技術に没頭しがちです。もう一度原点に戻り、創造的な仕事をしてみませんか。これまで単純作業で嫌だったものの見方が変わるかもしれません。昨日と同じ仕事でも楽しく創造的な仕事にしてみませんか。 |
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明けましておめでとうございます |
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2016年1月8日 |
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前回書いたことが実現してしまいました・・・ |
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2015年12月15日 |
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できると宣言してみよう |
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2015年7月24日 |
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病気に限らず、論文採択も気の持ちようなのかもしれません。あなたにとって今、高嶺の花はなんでしょうか。気の持ちようで、手に入るものではないか、もう一度考えてみませんか。「うーん・・・」って思うようなら、6割がた手に入ると本心では思っていませんか。それなら行動あるのみです。 |
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謹賀新年 |
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2015年1月1日 |
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何を要求されているのかを考えよう |
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2014年6月29日 |
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気を付けないとBとCの区別すらつきませんから、AとDのどちらを先行すべきかはわかるはずもありません。AとDはその仕事ごとに意味合いが異なり考えてから行うべきですが、そんなことに10分も使うくらいなら、適当に選んだほうが早いかもしれません。 性格や仕事の質によってかかる時間は異なるので余裕をもって朝少し早く来て、今日1日の仕事を最低でも上記の4つに分けてみましょう。仕事がおそいといわれている人やもっと効率よくしたい人は試してください。1日をより有効に使えます。 さてウサギをアップしたことはどうなんでしょうか。Bに分類されるといいのですが・・・。 |
新しい研究体制になりました |
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2014年4月2日 |
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準備中 |
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培養中・・・![]() |
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