最新情報




2023年3月13日:Moderna事業報告会(多賀城市)

こちらをみてください https://www.megabank.
tohoku.ac.jp/news/53073
 モデルナ・ジャパンと国立大学法人東北大学 東
北メディカル・メガバンク機構、包括協議に関す
る覚書を締結 〜未来型医療・予防の実現に向け
て、第一回のJoint Discussion Committeeを開催
〜というプレスリリースをしました。

 モデルナ・ジャパンのもつmRNA プラットフォ
ームを活用して、「感染症やその他の疾患」への
未来型医療・予防の実現に向けた共同研究などの
協力を進めていくこととなります。 




2022年11月16日:東北メディカル・メガバンク機構 事業報告会(多賀城市)

壇上でご講演中が寶澤教授(矢印1)、矢印2が
私で矢印3が中谷教授のはずです。長神教授は
この写真を取っていました。東北メディカル・メガバン
ク機構のHP(https://www.megabank.tohoku.ac.jp
/news/category/news
)で確認していただけたら幸
いです。この写真はToMMo News Mail vol.14
(2022. 11.22)から抜粋しています
 多賀城文化センターで3回目の健康調査の報告
会を行ってきました。3回目の調査で新しく加わ
った調査や1回目、2回目までの検査結果も総合し
てどのようなことがわかってきたのか説明しまし
た。宮城県各地で行っています。

 私のパートでは新型コロナウイルスの抗体価
(量)の推移やどのような生活習慣があると抗体
価が上がらないかについて報告しました。

 寒くなってきたのにもかかわらず、会場までお
越し頂いたみなさまに感謝です。




2022年11月10日:高校生の訪問を受けました

訪問対応中の状況
詳細についてはこちらをご覧ください。
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2022/11/
news20221114-01.html

新型コロナウイルス対応特別研究プロジェクト
https://web.tohoku.ac.jp/covid19-r/project/
project3/
)の一環で対応させていただきました。
 宮城県古川高等学校の1年生5名から、変異す
るウイルスについて学びたいと訪問していただき
ました。

 新型コロナウイルスについてわかってきた最新
の話題、ウイルスの進化や適応性について説明
し、今後の見通しを話しました。コロナ禍で悪い
ことだけでなく、良かったことにも目を向けてほ
しいことを伝えています。

 最後にウイルスを扱う研究施設などの見学して
いただきました。




2022年11月6日:「第61回 日本臨床細胞学会秋季大会 感染対策セミナー」で専門医認定講演

 専門医でない私が専門医に講習をするのも変で
すが、会長の伊藤先生、副会長の笹野先生、藤島
先生、八重樫先生、貴重な機会をありがとうござ
います。本セミナーではコロナ禍に憂うのではな
く、コロナ禍で良かったことに気が付いていただ
けるように心がけました。物事には少なくても2
面あり、悪いことだけではありません。悪かった
ことではなく、良かったことにもっとフォーカス
すべきではないかと提案してみました。




2019年6月18日:「創薬懇話会2019 in 秋保」で招待講演
 日本薬学会が主催している創薬懇話会が仙台市
で行われ、「アカデミアで創薬研究を継続させる
ヒント」という題目で講演をしてきました。我々
のアカデミア創薬での苦労話と今後の展開につい
て話してみました。ひとりですべてを行うことは
困難であり、できるだけ仲間を増やすことについ
て触れました。私もいろいろな先生方、企業の研
究者の皆様のご講演を拝聴でき、大変勉強になり
ました。若手研究者にとって勉強になるようかな
り和やかに行っているようで、ご興味のある方
は、ぜひご参加を考えてみてください。最後にな
りましたが、講演の機会をいただいた東北大学大
学院薬学研究科の土井隆行先生をはじめとした薬
学研究科の先生方に深く感謝いたします。




2019年6月12日:公立藤田病院で招待講演



 今年も感染症の講演に呼んでいただきました。
今回は、来年のオリンピックだけでなく、訪日外
国人、邦人の海外渡航が増えていることから、グ
ローバル感染症について概説させていただきまし
た。

 国内で発生していない稀な感染症でも、標準予
防策を守ること、一般的な重症度から判断するこ
と、情報をFORTH(
https://www.forth.go.jp/
index.html
)から得ること、統計と確率から対応
するといった基本を守ることを話しました。

 最後に福島県で受ける初期研修の良さについて
も触れました。自信をもって研修していただけた
らと思います。





2019年1月30日:第10回一関感染制御フォーラム 特別講演


 日本環境感染学会・災害時感染制御委員会でご
一緒させていただいている高橋幹夫先生のご推薦
と第一三共株式会社さまのご配慮で第10回一関感
染制御フォーラムにお呼びいただき、インフルエ
ンザについて講演しました。岩手県立磐井病院院
長の加藤博孝先生ともお話する機会を得ました。

 タミフル・ラピアクタ、リレンザ・イナビル、
そして漢方薬とゾフルーザの違い、どのように選
択するかを話しました。漢方も副作用を心配され
る方やインフルエンザか判断に困ったときに有用
であることを紹介しました。最後にインフルエン
ザを含めて感染をなるべく起こさない予防法につ
いて話をしました。





2018年12月13日:東京海上日動HP更新の監修


 災害研・地震津波リスク評価寄附研究部門で多
額のご寄附を頂き、お世話になっている東京海上
日動の防災・減災情報サイトの感染症のリニュー
アルの監修をさせていただきました。頻度の高い
感染症を中心に記載しています。

 東京海上日動のスタッフの皆さまが、我々の文
章だけの原稿をとてもきれいでわかりやすくまと
めています。となりのリンクからサイトに飛ぶこ
とができます。一度訪れてみてください。
Facebookにもつながっていますのでよかった
ら、広めていただければ幸いです。




2018年10月14日:防災推進国民大会2018(防災こくたい)でシンポジスト


 10月13-14日、東京ビッグサイトにおいて「災
害と健康・医療連携フォーラム」で講演しまし
た。東京都の取り組みは非常に有用でシメのスラ
イド(左)で紹介させていただきました。「東京
防災」(黄)は仙台の書店でも手に入ります。な
んと140円です!。ダウンロード版もあります。
隣の「東京くらし防災」(スライド中央)も同様
です。皆さんも読んでください。

 私は、災害対応では自助(自分で守る・対応す
る)が基本で、ともに助け合う「共助」、行政が
行う「公助」について説明しました。家族や近隣
と「会って」「話し合う」ということが大切で、
あえて漢字をすり替えました。災害研医学部門で
ワンポイントアドバイス(スライド右)を作った
のでそれも配布し、とても好評でした。現在もっ
と読みやすいVer.2を計画しています。




2018年6月20日:公立藤田病院で招待講演
 福島県伊達市にある公立藤田病院で、感染症対
策の講演会をしてきました。身近なアウトブレイ
クとして「麻疹」、近年静かに蔓延・浸透してい
る薬剤耐性菌、そして国家戦略であるAMR対策、
HIVの最前線研究、最後はインフルエンザを例に
してこれらの感染症への対策について講演してき
ました。




2018年5月30日:医学部でセミナーをしました
 主催は災害研ですが、医療系のセミナーなので
通常医学部6号館で行っています。参加は自由で
す。毎回、多くの人が参加しているとは言い難い
ので、皆さんのご参加をお待ちしています。

 我々はこれまでの災害感染のアプローチから一
歩進んで、感染制御学に感染症治療学を融合させ
ることを提案してきていますが、その最新情報を
解説しました。できるだけわかりやすくを心がけ
ていますが、わかりにくい点もあるかと思います
ので、1時間半の講演時間はを1時間で切り上げ、
質問の時間としました。

 今回は避難所のインフルエンザ対策をおもに行
いました。ご要望があれば、次回は、その他の感
染症も話題にしたいと思います。 




2018年3月15日:林先生が大学病院検査部に赴任・共同研究

2018年4月8日 林先生の歓迎会を合わせて片平キャ
ンパスの桜テラスでお昼を食べた後、キャンパス内の
花見に行ってきました。満開でとてもきれいでした。

 このたび国立国際医療研究センターから林先生
が東北大学病院検査部に赴任してきました。上記
センター満屋博士のNIH研究室に私が留学してい
たこともあり、いろいろな学会などで以前から知
っている優秀な研究者です。今後、共同研究で細
菌、ウイルス感染症の迅速診断法や新規薬剤の開
発を進めていく予定です。東北大医学部そして病
院の感染症研究・診療に大きな貢献をしていただ
けることを期待しています。

 偶然なのか2017年7月白馬シンポジウムでの写
真の中央に写っています。




2017年12月20日:国土交通省・東北整備局で発表しました


2017年12月21日 河北新報 朝刊 第3面 中央や
や右に背中が写っています。

 東北整備局で「医療とインフラ」というタイト
ルで、災害研・メガバンクを兼務する栗山先生の
医療と交通、私の地域医療支援で培った医療を中
心とした街づくりなどを話してきました。高齢社
会に向けたこれまでにないインフラ整備が望まれ
ます。医療は平時、災害時を問わず継続が必要で
す。リソースが限られ、高齢化が都市部に先行し
ている地域医療は災害医療と類似点も多く、意外
なところで役に立つのではないでしょうか。




2017年10月7日:片平まつりで手洗い講習

薩來さん、石井さん(災害放射線学)、写っていませ
んが、吉田先生(総合感染症科)、稲葉先生(災害放
射線学)、笹野さん(災害感染症学)も参加して手伝
ってくれましたました。

 災害研も片平まつりに加わり、青葉山キャンパ
スで企画を立ち上げました。その中で医学部門を
代表して、7日に災害感染症学から「感染症を防ご
う」、8日に災害放射線学から「放射線を見よう」
という2つの企画を出しました。展示と実際に手
洗いの効果を実感してもらいました。当日は救護
医師を兼務していました。当日はあいにくの雨で
したが、多くの人に集まっていただきました。




2017年7月29日:災害研共同利用拠点セミナー

 災害研のリソースを使った共同研究を熊本大学
と行っています。昨年に引き続き、前田教授にご
来仙いただくはずでしたが、あいにくの悪天候で
飛行機が仙台に降りれず、代理で児玉が災害研共
同利用拠点セミナーで昨年度の成果を発表しまし
た。被災によって地域医療はますます疲弊してい
ます。地域医療は私の創薬研究につぐ第2のメイ
ンワークでもあります。 




2017年7月14-15日:白馬シンポジウムを開催

 学内に掲示したポスター


お掃除も手伝ってもらい、感謝いたしております
 国立国際医療研究センターの満屋先生が中心に
なって毎年開催している白馬シンポジウムが、今
年は仙台で行われました。我々の講座がローカル
オーガナイザーとして開催しました。2日間、最新
のHIV研究の成果が発表されました。

 本学からは、メディカルメガバンク機構長の山
本雅之先生にご多忙なところ、特別講演をしてい
ただきました。私はこれまで行ってきたHIV創薬
研究を他のウイルスに応用してきた災害研の成果
を報告しました。

 この会を開催するにあたって、国立国際医療研
究センターの服部さま、前田先生、林先生、松田
先生、服部先生、熊本大学中原さまにはいろいろ
お手伝いいただき、感謝いたしております。

 この写真サイズではわかりませんが、ポスター
の一部を「白兎シンポジウム」と書き換えておき
ました。気が付かれましたでしょうか。 




2017年5月25日:教授就任記念講演会

電子顕微鏡写真はBiology,Health,AIDSから引用
DOI:10.1126/science.aal0259
 これまで行ってきた研究成果と今後の展望につ
いて30分程度で講演をさせていただきました。災
害時感染対策やアウトブレイクに対して「創薬
学・治療学」という面から制御に貢献することを
目指そうと思います。

 自己紹介では「福島の吾妻連邦の種まきうさぎ
を見ながら育ちました。小さな種から有能な研究
者の育成に励みたいと思います。」とさりげなく
ウサギネタを出してみました。




2016年7月25日:研究室の引っ越し


研究室への入り口から写真をとりました。
 7月25日に部屋を引っ越しました。とは言って
も同じフロアで524号室から522号室への移動で
す。入口から一番近い部屋なのですぐわかるよう
になりました。524室はかたずけてがらんとして
います。524号室にあったパーティションも一部
取り外し、使いやすくしました。さらに改装して
使いやすい研究室にしていこうと思います。

 不思議なもので(当たり前かもしれません)、
疲れていると元いたところに行ってしまうんです
よね。入ってみて何もないので、「あっ、引っ越
したんだ・・・」となります。最近ようやくそれ
がなくなりました。




2016年7月9日:第13回EBウイルス研究会で講演をしてきました


御茶ノ水聖橋から撮影した東京医科歯科大学
研究会は歯学部講堂で行われました。主催さ
れた清水先生、関係者のみなさま、準備から
当日の業務までお疲れ様でした。
 「抗EBV剤」という題で講演しました。抗ウイ
ルス剤開発の歴史と我々が行ってきた抗HIV剤、
抗ヘルペス剤の開発経験をEBVの治療に応用した
薬剤開発の話をしました。北海道大学名誉教授高
田賢蔵先生、旭川医科大学教授原渕保明先生、鳥
取大学名誉教授西連寺剛先生とお会いすることが
でき、光栄です。講演後もエキスパートだけでな
く、若手の方々からも質問を受け、勉強熱心な方
が参加されている活発な研究会という印象でし
た。来年は旭川で開催されるようです。




2016年7月8日:1日1錠の抗HIV剤が国内発売へ


「ゲンボイヤ配合錠」鳥居薬品株式会社か
ら7月8日発売(写真は米国での製剤)

東北大学・東北メディカルメガバンク機構
のHPでも紹介されています。

http://www.tohoku.ac.jp/japanese/
2016/06/award20160628-01.html

http://www.megabank.tohoku.ac.jp/
news/16131
 我々が日本たばこ産業株式会社(JT)と共同研
究した抗HIV薬(エルビテグラビル:HIVインテ
グラーゼ阻害剤)を含む「ゲンボイヤ配合錠」が
鳥居薬品株式会社から7月8日販売開始されていま
す。同配合錠は、エルビテグラビルとGilead社が

開発したコビシスタット(エルビテグラビル血中
濃度を上昇させる働きを持つ)と核酸系逆転写酵
素阻害剤2剤(エムトリシタビン、テノホビルア
ラフェナミド(TAF))の計4剤を配合した錠剤
で、1日1回1錠の服用で治療可能です。同配合錠
は、2015年11月アメリカ食品医薬品局の承認
(Gilead社)に続き、日本でも2016年6月17日に
製造販売承認を取得しました。同配合錠は2013年
から国内販売している「スタリビルド配合錠」の4
成分のうち,テノホビルジソプロキシルフマル酸

塩(TDF)をTAFに置き換えたものです。TAFはテ
ノホビルの新規プロドラッグであり、TDFの安全

性の懸念である腎臓や骨への影響が軽減されるこ
とが示されています。





2016年6月9日:公立藤田総合病院で講演をしてきました


2008年ごろまでは新規感染者が毎年記録を
更新していくような状態でしたが、最近は毎
年1000名の追加で高止まりしています。さ
らにエイズ発症後に診断される例が400名程
度です。つまり毎年1500前後の増加です。
 「HIVの現状と未来」という題で講演しました。
福島県立医科大学免疫学の関根教授にも来ていた
だき、コメントをいいただきました。感謝です。
講演後も研修医の方々から質問を受け、勉強熱心
なのがよくわかりました。研修医と指導医の関係
が良好で楽しそうに研修しているようです。今回
は教授になって初講演でした。合剤化・1日1錠の
薬剤が増えたお陰で服薬は容易になってきていま
す。さらに効果的な治療は感染者からのHIV伝搬
を防ぐだけでなく、健常者の感染予防にも役立つ
ことを話してきました。




2016年6月1日:災害科学国際研究所教授を拝命しました
 
青葉山キャンパスにある
災害科学国際研究所(本部)
http://irides.tohoku.ac.jp/
 3月に宮城地域医療支援寄附講座が閉講され、6
月から災害科学国際研究所・災害感染症学分野の
教授を拝命しました。大学院医学系研究科(医学
部)・大学病院も兼務していますので、大学院生
も継続して募集しています。

 これまでの研究を継続するとともに災害の復興
中に起こり得る2次災害としての感染症に対して
安心して対応できるような有効性の高い薬剤の開
発を目指します。

 本部は青葉山キャンパスにありますが、私たち
の研究室は医学部1号館の中にあります。




2016年4月14日:米国Merck & Coに導出したEFdAの臨床開発経過
 我々のグループ、ヤマサ醤油・熊本大学・ミズーリ大学・東北大農学部(現在は横浜薬科大に異動)が基礎開発したHIV逆転写酵素阻害剤の候補薬、EFdA/MK-8591の臨床第1相データが2月にボストンで行われたCROI(レトロウイルスと日和見感染に関する国際学会)でポスターとレイトブレーカーの口頭発表で報告がありました。
 内容を簡単に書きますと、EFdA/MK-8591は細胞内安定性が非常に良好で10 mg 1錠を1回服薬すれば、その効果が1週間にわたるようです。つまり、週末に1回服薬すれば済むということです。さらにその効果も強く、ウイルスをたった1錠で最大1/100近くまで減らすことができるようです。
 昨年は武田製薬から週1回の糖尿病薬がでて画期的だと感動していましたが、まさか抗HIV剤でもその可能性が見えてきたことは素晴らしい進歩です。EFdA/MK-8591の剤型を工夫することで1度投与で6か月持続することも可能となるようです。同じく武田製薬は前立腺がん治療薬のリュープリンで6か月製剤を可能としていますので、EFdA/MK-8591の更なる長期持続製剤も実現できそうです。


http://www.croiconference.org/search/node/MK-8591




2015年10月23日:公立藤田総合病院で院内感染対策講演をしてきました
 

MERSコロナウイルスの電顕写真
 韓国でアウトブレークしたMERSの現状、そしてこれまで
慣れていない新しい感染症が入ってきた場合の対応策を
MERSを例に講演しました。昨年も講演する機会を与えてい
ただいたのですが、今年も併せて宮城県南地域の患者の一
部は宮城県内の医療機関ではなく、利便性から公立藤田総
合病院を受診されるかたも多いことから地域医療の観点か
らの情報共有を行ってきました。




2015年7月4日:第10回日本Chemical Biology学会に参加してきました
 
 6月10日(水)から12日(金)までChemical Biology学
に参加しました。京大ウイルス研時代からこの分野に関
連しており、会場でもこれまで共同研究していただいた
方々と久しぶりにお会いすることができました。

 会場の東北大川内キャンパスは、医学部から中途半端に
離れていて、歩きやタクシーでも帯に短し襷に長しでし
た。それでもお昼の間に一度研究室に戻り、ちょっと実験
してから会場に戻るが可能でした(疲れました)。

 発表の中でも大阪大学産業科学研究所の永井先生のご講
演は非常にわかりやすく、なぜ蛍光たんぱく質なのか、何
に使っているのかをわかりやすく説明して頂きました。
Youtubeでも公開されているので見てみてはいかがでしょ
うか。感動します。




2015年6月21日:第25回抗ウイルス療法学会総会に参加してきました


抗ウイルス療法学会はリンクでも
紹介しています。
 
 5月22日(金)から24日(日)に開催された上記学会に参
加してきました。25周年を記念し、私の恩師でもあります
福島医大名誉教授の茂田先生も講演されました。私が初めて
参加した1995年の第6回は内輪の会という感じでしたが、
最近では演題数も増え、これまで抗ウイルス研究をしていな
かったグループからの発表も目立つようになりました。

 抗インフルエンザ薬のタミフルの登場によって抗ウイルス
剤も専門家だけでなく開業医でも処方する薬と変貌し、よう
やく市民権を得ました。C型肝炎も抗ウイルス剤でほとんど
の症例で完全治癒が見込まれるようになり、エボラウイルス
にも抗ウイルス剤が開発されてきています。MERSコロナウ
イルスに対しても近い将来、いい薬がでるかもしれません。
実は我々も危険性のない(ヒトに感染しない)モデルウイル
スを用いて薬剤開発を始めています。 




2014年3月28日:中川原さんがラボを離れました
中川原さんが千葉県銚子市にありますヤマサ醤油株式会社に戻られました。約1年お疲れ様でした。非常に優秀なかたでもっといて欲しかったのですが、残念ながら満月の夜、月に帰ってしまいました。ブルトーザーのように沢山のデータを取って頂き、また薬学部4年生の指導もしていただきました。本当にありがとうございます。





2014年12月6日:東北大学サイエンスカフェミニに参加しました
S-Cafe Sugarsが主催した「ウイルスとの戦い方を考える」の監修を東北大学 サイバーサイエンスセンター 先端情報技術研究部 吉澤 誠教授とともに監修させていただきました。今回はレクチャー、ゲーム、ディスカッションという3部構成で、後ろで見ていた私もあっというまの2時間でした。特にウイルスとそれを防御する2チームで陣地を取り合うゲームはよくできており、参加者も楽しく感染症の蔓延とその防御を理解できたと思います。ゲームに使った陣地シートとともに記念写真を撮りました。学生ボランティアの方々も非常にわかりやすく、丁寧に会を進めてくれました。見ていて頼もしく感じました。皆さんの今後の活躍を祈っております。吉澤先生・佐藤さんをはじめとしたボランティアの皆さん、お疲れ様でした。
S-Cafe Sugarsとは、東北大学の社会貢献の一環として、仙台市内の街中を会場に市民参加型のサイエンス・コミュニケーションの場を演出する東北大学サイエンスカフェの企画をサポートする学生ボランティアです。http://www.tohoku.ac.jp/cafe/event/mini_10/#photo 平成26年12月15日の東北大学医学部のFacebookでも紹介されています。https://ja-jp.facebook.com/Tohoku.University.School.of.Medicine





2014年12月2日:三陸新聞・東北大学健康相談にHIVについて解説しました
東北メディカルメガバンクと三陸新聞社で「元気な街づくりは健康から」という連載を書いています。シリーズ30として「HIV」に関して解説しました。HIVは非常に感染力が弱いウイルスですので通常の日常生活で感染することはないこと、そして治療もかなり進化してきていることを解説しました。東北ブロックで感染者のサポートを行っている国立病院機構仙台医療センターの取り組みも紹介しました。





2014年11月6日:宮城循環器呼吸器病センターで感染制御に関してセミナーしました
「もしも素人が感染制御を始めたら・・・」というタイト
ルで感染制御の大事さについて話をしました。感染制御は
患者のためにあるだけでなく、スタッフや地域住民も含め
た大きな意義があること、それを病院が発信していくこと
の意味について概念的に話してきました。




2014年9月16、23日:三陸新聞・東北大学健康相談にデング熱とエボラ出血熱に関して解説しました
東北メディカルメガバンクと三陸新聞社で「元気な街づくりは健康から」という連載を書いています。シリーズ17、18として「デング熱」「エボラ出血熱」に関して連続で解説しました。デング熱に関しては、これまでも毎年200例程度が発症していたこと、蚊を増やさない、刺されないような対応が必要であることを書きました。近年ではデング熱で国内で亡くなったかたは出ていません。
 エボラ出血熱ではアウトブレークが未だに収まりません。国内には入ってきていませんが、アフリカなどを旅行する場合、ブッシュミートなどの生肉等を食べたりしないほうがいいと思われます。また渡航地での感染症の広がりをインターネット等で確認しておくことが大事です。




2014年7月29日:三陸新報・東北大学健康相談にプール熱に関して解説しました
東北メディカルメガバンクと三陸新報社で「元気な街づくりは健康から」という連載を書いています。シリーズ12として「プール熱」に関して解説しました。ほとんどがアデノウイルス・エンテロウイルスによって引き起こされ、発熱を伴う結膜炎・咽頭炎を起こします。治療法がいまのところないため、主に予防を中心に対応するしかありません。




2014年7月17日:公立藤田総合病院で講演してきました
HIV感染症の早期発見・早期治療に向けてHIV診療をこれまでしたことがない初心者でも対応できるように、疫学・診断・治療の3点について講演する機会をいただきました。併せて宮城県南地域の患者の一部は宮城県内の医療機関ではなく、利便性から公立藤田総合病院を受診されるかたも多く、地域医療の観点からの情報共有を行ってきました。




2014年6月18日:平成26年度橋渡し研究加速ネットワークプログラムに採択
抗EBV効果を有する核酸誘導体S-FMAUの前臨床試験が上記プログラムで補助されます。これまで慢性活動性EBV感染症(CAEBV)に対して特異的な治療法はありませんでしたが、S-FMAUがCAEBV細胞を排除することを見出しています。平成26年度から医薬品としての安全性を確かめます。




2014年4月1日:新メンバー
ヤマサ醤油株式会社さまから中川原さんが受託研究員として加わりました。
秘書として臼井恵美子さんが加わりました。




2013年12月17日:学生さんの受賞
2012年度の医学部基礎修練で当研究室に配属された医学部医学科4
年生冨山史子さんがGPプログラムで優秀賞を受賞しました。




2013年3月4日:Menendez教授が東北大学に来られました。
スペインのマドリード大学からMenendez教授(写真)が来日され東北医学会特別講演会でHIV逆転写酵素阻害剤に対する耐性機序を生化学的・構造生物学的にわかりやすくご講演していただきました。