1.レトロウイルス薬剤耐性
容易に獲得されるHIV薬剤耐性を、分子生物学的に解明しています。特に逆転写酵素阻害剤の耐性機序(Int. J. Biochem. Cell Biol.2009)や侵入阻害剤の耐性機序(J. Biol. Chem.2009, J. Mol. Biol.2009, J. Biol. Chem.2010)に関して行っています。
臨床分離HIVの耐性機序の解明も行っており逆転写酵素のこれまで耐性に関わってこないと考えられていた領域におこるN348I変異が多剤耐性に関与することを報告しています。(J. Virol.2008, Antiviral Res.2009, J. Biol. Chem.2010)。他の変異も見出しています(PLoS One, 2011, J. Biol. Chem.2012)
2.サポート体制
東北大学は全学規模で文部科学省最先端基盤事業「化合物ライブラリーを活用した創薬等最先端研究・教育基盤事業の整備」に採択され、日本の7拠点研究施設として研究をしています。東北大学薬学部、多元物質研究所、大学病院、メディカルメガバンク機構とも共同開発を開始し、ALL JAPAN体制での創薬を行います。
3.その他の抗ウイルス剤の開発
まだ詳しくは書けませんが、最近話題のウイルスに対する抗ウイルス剤の開発も始めています。MTAを結んでのアウトソーシングにも対応します。いろいろな条件に応じますので詳しくはご連絡ください。秘密は完全に守りますので、企業からのスクリーニングのみなど、ご相談にのります。
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